診療案内

診療科目

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  • 小児科
  • アレルギー科
  • 小児外科
  • 小児内分泌科(低身長、甲状腺 等)
診療内容

予防接種・健診は完全予約制となります。

携帯・パソコンどちらからでも予約可能なWEB予約がございます。ご利用下さい。

予防接種・乳児健診のご案内

予防接種

予防接種を受けることにより病原体に対する免疫をつけることで、私たちは様々な病気を防ぐことができます。
特に乳幼児は抵抗力が弱く、命を脅かす病気も多いため予防接種を受けて免疫をつけておくことがとても大切です。

母子手帳などでよく確認し、接種推奨期間になったらできるだけ早めに予防接種を受けましょう。
予防接種には、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンや、2014年10月から定期接種となった水ぼうそうワクチンのほか、 冬に流行する嘔吐下痢症のロタウイルスに対するワクチン(任意接種)など、いろいろあります。

シナジスの接種が可能です。ご希望の方はご相談ください。

当院で接種できる予防接種
  • ヒブ
  • 小児肺炎球菌
  • 四種混合
  • B型肝炎
  • ロタウイルス
  • BCG
  • MR
  • 水痘
  • おたふくかぜ:任意接種
  • 日本脳炎
  • インフルエンザ:任意接種

 ポリオはポリオウイルスにより、急性の麻痺が起こる病気です。野生株ポリオの発症はアフガニスタン・パキスタンで報告されており、ワクチン由来ポリオの発症はアジア・アフリカの多くの国(インドネシア・中国・フィリピン・マレーシア・ミャンマー・エチオピア・ガーナ・ナイジェリア等)で報告されています。日本に住んでいる限りポリオは無関係と、安心していられる状況ではありません。
 不活化ポリオワクチンは、現在4種混合ワクチンにふくまれており、定期接種で4回までおこなわれています。しかし4歳ごろになると抗体価が低下し再びポリオの発症リスクにさらされてしまいます。この抗体価は5回目のワクチンを追加することにより高く維持することができます。他の先進国ではポリオワクチンは5~6回接種することが標準になっており、日本の「4回接種」というのは世界の標準からはずれているのです。
 日本において公費(定期接種)で受けられるのが4回までですが、自費(任意接種)であれば5回目の接種をうけることができます。日本小児科学会も学童期以降の不活化ポリオワクチン5回目追加接種を推奨しています。

 百日咳は、百日咳菌によって引き起こされる呼吸器の感染症です。新生児やワクチンを打っていない乳児が感染すると肺炎や脳症をおこし、後遺症を残したり致命的となることもある怖い病気です。現在日本では、ワクチンによる抗体価が低下したと思われる小学生高学年~成人を中心に百日咳の発症がみられます。
 百日咳のワクチンは四種混合ワクチンにふくまれており、公費(定期接種)で4回まで接種がおこなわれています。三種混合ワクチンを就学前に行うことで低下した抗体価を上昇させ百日咳からお子さんを守りましょう。日本小児科学会でも就学前の三種混合ワクチンの追加接種を推奨しています。
*ポリオワクチンと三種混合ワクチンをあわせると実質的には四種混合ワクチンと同じです。しかし制度上、四種混合ワクチンは4回の定期接種のみに限定されているため、5回目は任意接種として三種混合ワクチンとポリオワクチンをそれぞれ接種することになります。

 髄膜炎菌感染症は、咳や鼻汁などによる飛沫感染でうつります。髄膜炎菌が鼻・のど・気管の粘膜から体に入って血液や髄液などへ侵入すると、敗血症や髄膜炎などの病気を引き起こします。初期症状は、発熱・頭痛・嘔吐など風邪の症状に似ているため早期診断がとてもむつかしい病気です。髄膜炎菌は他の細菌によるものと比べ病状が急激に進行することが特徴です。発症後2日以内に5~10%が死亡すると言われています。適切な治療を受けても、10~20%の割合で神経障害や手足の切断などの後遺症をのこすこともあり、ワクチンで予防することが重要です。
 好発年齢は0歳~5歳と15歳~19歳です。学校やクラブ活動での流行もあります。日本では海外と比較し報告数は多くありませんが、年間40件ほどの症例が報告されています。アメリカ、イギリス、中国などでは毎年数百例~数千例の報告があります。
学生寮や運動部などの集団生活で感染のリスクが高まることが知られています。高校や大学の運動部などで入寮する場合や海外留学では事前に接種することをお勧めします。

  • ガーダシル(4価ワクチン):定期接種(男子は任意接種)
  • シルガード9(9価ワクチン):任意接種(女子のみ、男子は接種できません)

 子宮頸がんの原因ウイルスHPVは多くの種類(型)があり、がんの原因となる種類は「ハイリスク型」として知られています。サーバリックスとガーダシルはハイリスク型の中でも子宮頸がんの原因として頻度の高い16型、18型に対して感染予防の効果があります。 日本では16/18型の2つが子宮頸がんの原因の60-70%を占めると言われており、この2つの型に対してはサーバリックスとガーダシルで予防効果の差はないとされています。ガーダシルは更に良性疾患である尖圭コンジローマの原因となるHPV6型、11型に対しても感染予防効果があります。
 予防可能なHPVの種類の数によって、サーバリックスは2価ワクチン、ガーダシルは4価ワクチンと呼ばれます。
 一方、日本では2021年に販売開始となったシルガード9は9価ワクチンで、ガーダシルで予防できる6/11/16/18型に加え、31/33/45/52/58のHPV型に対しても感染予防の効果があります。サーバリックス、ガーダシルでは子宮頸がんの予防効果が60-70%であるのに対してシルガード9は90%以上の予防効果をもつことが期待できます。現在シルガード9は任意接種(女子のみが対象です)となります。
 当院ではガーダシル(4価ワクチン)とシルガード9(9価ワクチン)をとりあつかっています。 定期接種の対象は小学校6年生~高校1年生相当の女子です。また、1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女子は2022年4月から2025年3月までの3年間、定期接種としてHPVワクチンを無料で受けられます。

*男子のHPVワクチンの接種
 HPV感染は男女間で感染を繰り返すため、男女にワクチン接種をすることで感染の広がりを抑えることができます。男性のワクチン接種の目的は、男性本人のHPV感染による病気を予防することです。
 実際に男子へのワクチン接種は多くの国で推奨され、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど20か国以上の国で公費接種が行われています。日本では2020年12月から任意接種で男性が4価ワクチンを接種することができるようになりました。

 シナジスはRSウイルスに対する特異的抗体で、RSウイルスが体内で増殖することを防ぐことにより、RSウイルス感染による重篤な下気道疾患の発症を抑制します。RSウイルス感染症が流行する秋から春にかけて、月1回の筋肉内注射を継続して行います。 シナジス接種対象者(保険適応)

  • 胎期間(出産時の妊娠週数)が28週以下で、12か月齢以下の乳幼児
  • 在胎期間が29週〜35週で、6か月齢以下の乳児
  • 過去6か月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けたことがある、24か月齢以下の乳幼児
  • 24か月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)の乳幼児
  • 24か月齢以下の免疫不全を伴う乳幼児
  • 24か月齢以下のダウン症候群の乳幼児

生まれた病院・かかりつけ病院(小児科)の紹介状が必要となります。ご希望の方は紹介状と母子手帳をご持参のうえ受診してください。この日は診察と体重測定のみとなります。この日にシナジス注射はできませんので、ご了承ください。この受診の際に後日のシナジス注射日時を予約していただきます。

痛くないインフルエンザワクチン『フルミスト』について〈対象年齢:2歳~18歳〉

 2024年秋より、これまでの注射でのインフルエンザワクチンに加え、経鼻弱毒生ワクチン「フルミスト」の接種を開始いたします。「フルミスト」は日本初となる鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。
2003年にアメリカで承認され、2023年4月時点で36の国と地域で承認されています。日本でも2023に厚生労働省から承認を受け、本年度から接種可能となります。
0.1mlという少量のワクチン液を左右それぞれに1回ずつ鼻に噴霧する為、針は使いません。 注射に比べて痛みが少なく済みます。

  • 接種対象者: 2歳~18歳
  • 接種回数:1回
  • ※医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することも可能です。

フルミスト接種ができない人

  • 2歳未満の方、19歳以上の方
  • 発熱がある方
  • 重篤な急性疾患にかかっている方
  • インフエンザワクチンの成分(鶏卵、鶏肉、ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニン)に対して重度のアレルギーがある方
  • 免疫不全の方や免疫不全の方と接触する可能性が高い方
  • アスピリンを服用している方
  • 4週間以内に「生ワクチン」を接種している方
  • 妊娠している方また、その可能性が高い方
  • 喘息の治療を行っている方、または、1年以内に喘息の発作があった方(喘息患者には不活化インフルエンザHAワクチンをお勧めします)
  • 慢性疾患(心疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病、貧血、嚥下困難や呼吸障害を伴う神経疾患、免疫不全など)のある方
  • その他、医師が接種不適当と判断した方

優れている点

  • 通常インフルエンザウイルスが侵入する経路となる鼻腔で免疫を作るため、高い発症予防効果が得られる
  • 活性を低下させたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと異なる株に対しても軽症化してくれる
  • 2歳〜7歳で特に有効といわれている
  • 鼻腔内に噴霧するため、疼痛刺激が少ない
  • 効果持続が長い

注意すべき点

  • 接種後、軽い感冒様症状(鼻水咳など)を、約50%の方で認めます。また、微熱を含めて発熱を約10%の方で認めます。
  • 接種後に発熱や風邪症状が続く場合は受診して下さい。症状の程度により、抗インフルエンザ薬を投与する場合があります。
  • またフルミストを接種した病院と違う病院に行く場合、受診する際は必ずフルミストを接種したことを伝えて下さい。
  • 接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えて下さい。
  • 注射型のワクチンと比較してメリットだけがあるワクチンというわけではないことをご理解いただき、フルミスト接種をするかの最終判断は保護者・本人で行っていただきますようお願いいたします。
予防接種の予約・予診票

予防接種の予診票はこちらからダウンロードできます。
ダウンロードし記入してからお持ちください。

予防接種は予約制です。予約サイトよりご予約下さい。

次の予防接種はお電話にて予約をお願いします。

  • HPV(ガーダシル・シルガード9)
  • 不活化ポリオ
  • 三種混合
  • 髄膜炎菌ワクチン
  • シナジス
乳幼児健診

乳幼児の健康管理や病気などの早期発見、生活習慣の自立などのために各種の健康診査が行われています。
神戸市の乳幼児健康診査は、公費負担(無料)で4か月児、9か月児、1歳6か月児、3歳児で実施され、4か月児、1歳6か月児、3歳児健康診断については、保健センターで実施されます。

神戸市9か月健診、そのほか入園・入学・留学の健診など、随時行いますので、お電話でお問い合わせ下さい。

お気軽にお問い合わせ下さい

アレルギー外来のご案内

アレルギー

「熱はないのに咳が長引いている…」「塗り薬をやめるとまた湿疹ができちゃう…」など、お子さんの症状に関するちょっとした不安・心配がある方はお気軽にご相談ください。
喘息の診断・長期管理、アトピー性皮膚炎のスキンケア指導、食物アレルギーの診断・生活指導、アレルギー性鼻炎の治療などアレルギー全般にわたり診療を行います。

気管支喘息

 感冒のあとの長引く咳、夜間や朝方だけの咳が続くなど気になる症状がある場合はご相談ください。 臨床症状や血液検査結果を踏まえ、ガイドラインに沿った喘息治療を行います。吸入療法が必要な場合は年齢や生活スタイルに合った吸入方法を提案し丁寧な指導を行います。

アトピー性皮膚炎

 ガイドラインに沿った治療を行います。薬をもらって塗っているがよくならない、良くなったり悪くなったりを繰り返している場合はご相談ください。 薬の塗り方・量などスキンケア指導を丁寧に行います。お肌のことで気になること・心配なことがあればご相談ください。

食物アレルギー

 血液検査や皮膚検査(プリックテスト)による診断を行います。入園、入学に際しての食物アレルギーの相談・アレルギー指導管理表の記載や栄養指導を行います。

アレルギー性鼻炎

 抗アレルギー剤の内服や点鼻療法などの対処療法だけではなく、ダニとスギに対しての舌下免疫療法も積極的に取り入れています。 3年~5年間治療を継続する必要がありますが、親子で一緒に治療に取り組むと途中で中止してしまうことが少なく良好な治療効果が得られます。花粉症の症状があるパパやママにも対応いたしますのでご相談下さい。 舌下免疫療法は5歳以上が適応となります。治療開始前に血液検査でダニやスギに対するアレルギーがあるか確認します。

診療時間

診療時間 日・祝
午前
午後

●予防接種、検診 予約枠あり

○予防接種(BCGを除く)予約枠あり

△予防接種、検診 予約枠なし

休診日:土曜午後、日曜、祝日

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